日本むかシバなし かさじぞう

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昔、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。

ある雨の日、一流コンサルティングファームでの仕事を終えたおじいさんが家に向かっていると、
傘もささずにお散歩をしている柴犬に出会いました。

おじいさんはあわてて柴犬に駆け寄りました。
そして、たまたま持っていた「トップバリュ ななつぼし」の空き袋を柴犬に着せてあげたのです。

「濡れると風邪をひくし、家に戻ってから飼い主さんがお手入れをするのがたいへんだからね。
カッパのかわりにこれを着ていなさい」
おじいさんはやさしく言うと、
くるりと背を向けて立ち去りました。

その日の真夜中のことです。
玄関の外に犬の気配を感じ、おじいさんは目を覚ましました。

おじいさんは隣で寝ているおばあさんを起こすと、得意気にささやきました。
「おばあさん、ぼくが言ったとおりだろう?
やっぱり来たよ。
私が親切にしてやった柴犬がお礼を持ってきたんだ。
重そうにうなっているから、
米俵を山のようにかついできたんだろう。
お米不足だから助かるねえ」

おじいさんはウッシッシと笑いながらカーテンを細く開け、外をのぞきました。
すると……

そこには、こんなポーズでお仕事中の柴犬がいたのです。

柴犬はお仕事に励みながら、つぶやいていました。
「おじいさんめ、これでもくらえ!
柴犬は、カッパが嫌いなんだよ!」

さて、このお話の教訓は、
やさしさとは相手のためのものであり、
自分のために親切ぶって見せるような人は返り討ちにあいますよ、ということでしょうか?
それとも、柴犬にカッパを着せてはいけない、ということでしょうか?

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