歌舞伎には、独特の決まりごとがあります。
たとえば、登場人物のお化粧もそのひとつです。

写真提供/飼い主さん
白く塗られた顔は、善人やエラい人の象徴。
モテモテの色男も、白塗りの場合が多いそうです。

写真提供/飼い主さん
赤く塗られた顔は、
悪人の手下などの敵役であることを示すもの。
「どうして、こんなにかわいい
赤柴がやっつけられなきゃいけないの?」などと
怒りたくなる場面もあるかもしれませんが、
まあ、そういうお話だと思ってください。
赤柴が成敗されるのは舞台上の演出ですので
どうかご心配なく。

モデル/汐音 写真提供/飼い主さん
また、黒い服&黒い頭巾を身に着けているのは
「黒衣(くろご)」と呼ばれる出演者です。
黒衣の役割は、舞台上で小道具を渡す、
衣装替えを手伝うなど
俳優の手助けをすることで、
「見えないこと」になっています。
たとえば写真のような場面では、
観客は赤柴のぬいぐるみだけに
注目するのがお約束。
舞台に出てきた黒衣がどれほどかわいくても、
声援を送ったり拍手をしたりしてはいけませんよ。
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