柴犬百犬一首12　拒否柴対策

モデル／まつり　写真提供／飼い主さん

飼い主さん　引いてもダメなら　押してみな
　　押したら柴の　思うツボなり

＜解釈＞
愛犬が拒否柴を発動し、声をかけても動こうとしない。
リードをツンツンと引いてみても、反応してくれない。

困っている飼い主に、愛犬が微笑みながらもっともらしく言う。
「飼い主さん、あなたは知っているかなあ。
押してもダメなら引いてみろ、という言葉を」

ああ、知ってますよ。
でも、リードを押して緩めることになんの意味があるのか。
あなたは柴犬だ。
「リードを緩めてもらったんだから、お返しに立ち上がっておうちに帰ってあげようかな」と、飼い主に歩み寄ったりはしない。
「引っ張るのをやめたってことは、もっとここにいていいんだよね♥」と、自分に都合よく解釈するに決まっているではないか。